当サイトは退職金制度を導入している中小企業の経営者及び担当者の方が退職金制度について知りたいことをQ&A方式で
掲載しています。
 2007年から始まる団塊の世代の大量退職に伴い、退職金制度に不備があるために問題を引き起こしてしまう企業が多々
発生する可能性があります。退職金制度の不備といいましても、退職金制度自体が多種多様であるため問題も会社ごとに
異なります。その中でも緊急性が高い問題は次の4つと考えます。
    1.税制適格退職年金を契約しており、積立資金の移行等の対応をしていない
    2.退職金資金準備において積立残高が退職金支払必要額に対して不足している
    3.基本給を基準とした退職金の計算方法を採用している
    4.退職金の給付水準が会社の予想を超えている
退職金制度案内人
 このような問題を抱えたまま見直しをせずに放置しておくと、社員とのトラブルといった更に大きな問題に発展してしまう
ことも予想されます。こうなっては退職金問題は単なる労務管理問題ではなく、重要な経営問題としての認識が必要でしょう。
 少しでも自社の退職金制度に不安を感じるのであれば、就業規則、退職金規程、退職年金規程などをじっくり読み直して
ください。そして不安な点などがありましたら専門家に相談することをお勧めします。

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退職金資金準備制度  

退職金制度を導入している場合、資金準備は何らかの方法で行っていることでしょう。資金準備は大きく二つに分けられ、一つは内部準備、もう一つは外部準備です。

内部準備に関しては特に説明は不要でしょう。決算書や帳簿を見ればその存在を確認できます。これに対し外部準備は、退職金資金準備のために外部の機関に資金を預け準備するものです。

多く利用されているものとして中小企業退職金共済制度、税制適格退職年金制度、厚生年金基金、確定拠出年金(日本版401k)、確定給付企業年金などがあります。
これらは単に資金準備するだけでなく、支払い等退職金制度の仕組みが確立しており退職金制度を面倒なく運営できるようになっています。

退職金資金準備制度に問題を抱えているということは非常に大きな問題です。
会社が気付かないまま積立不足が発生し、支払の段階になって初めて資金不足に気付き、あわててしまうケースなど実際に発生しています。
内部留保や借り入れ等で対処できる金額であれば問題ありませんが、対処できない場合はトラブルになりかねません。
「資金が不足しているので退職金は支払えません」で済む問題ではないのです。

退職金は賃金と同様労働者の重要な債権として法律で守られていますので、話し合いにより解決できない場合などは訴訟に発展することも考えられます。
退職金資金準備の問題は重要なことなのできちんと理解しましょう。